明日の東播海岸を考える懇談会

第16回懇談会

日時 : 平成12年10月15日

場所 : 明石市立少年自然の家

項目

「いきいき・海の子・浜づくり」事業について

  • どの海岸も「突堤と砂浜」といった単一的な変化のない海岸であった。そこに、このような礫浜ができたことにより、生物がつきやすくなるであろうし、また、家族で楽しめるので、非常に喜ばしい。
  • 最近自家用車で訪れる人が増えた。また、公共交通機関でのアクセスも不便である。家族での利用を促進するためにも駐車場の整備が望まれる。
  • 東播海岸の砂浜には多くの海浜植物が着生している。実験的に当該地区の海岸にもこれらの海浜植物を植えてみて増殖を試みてほしい。
  • 現在何種類かの海浜植物が着生している。中には雑草もある。このままの状態では雑草に覆われてしまうので、海浜植物を保護育成するような努力が望まれる。
  • 景観デザインの観点からすると、風雨にさらされて時間が経過すれば変わってくる。また、雑草やゴミといった問題も発生する。こうした状況を先読みして、計画的に植栽するとか、景観をぼかすような工夫をするといった対策を立てておくのが望ましい。

  • 海岸背後にある歴史的な特徴、その地域の特性を考慮して、ただ泳ぎに行くだけの海岸ではなく、年中楽しめる瀬戸内の海岸としての海岸整備を望む。
  • トイレが不足しているので、トイレの整備が望まれる。
  • 海浜利用者がゴミを持って帰ってくれるのか、ペットの散歩によるフン公害などが心配される。
  • 花火問題等秩序ある海浜利用のルールづくりが急務である。
  • 当該地区の海岸整備をみて、もう少し移動しやすい工夫が望まれる。例えば、高齢者は砂浜を直接歩くのが困難である。また、既設防潮堤背後の地盤、道路は非常に低く、そこから海は見えない。そこで、訪れた人が海を見ながら移動できるように、既設防潮堤前面にサイクリング道路や遊歩道を整備するといった工夫が将来望まれる。

  • ゴミ問題や夜間の管理という問題は、町づくりの一環として考えるべき問題である。
  • 「作ってしまえばそれでおしまい」ということではなく、長い目で見ていく必要性を痛感した。
  • 行政ができることは限られている。施設をつくってもそれを利用するのは住民であり国民である。利用者がよい使い方をし、良い環境を維持しようとすることが望まれる海岸づくりにつながるのであり、愛着を持って接してもらいたい。
  • 行政に「こうしてほしい」という要望を出すばかりではなく、自分たちも率先してやらなければならない。
  • ゴミ問題、ペットのフン公害等については、マナーの啓発を明石市もしてほしい。

  • 現在自治会としては、海浜に植物が生えないように活動している。海浜植物を定着させるということであるが、自治会としては現状維持を第一に考えたい。そのような立場から今後どのように対処すべきか考えていきたい。
  • 自然と触れ合えるような環境をせっかく作ったのであるから、学校教育の中にもっと積極的に取り入れていってほしいし、有効に利用して行くべきある。