明日の東播海岸を考える懇談会

第5回懇談会

日時 : 平成 9年 9月 3日

場所 : ホテルキャッスルプラザ

項目

景観について

  • 海岸線が直線的すぎる。もっと曲線的な海岸づくりを目指すべきである。
  • 明石、垂水、舞子と個々が独立してデザインするのではなく、東播海岸を一つの空間としてトータル的にデザインすべきである。
  • 東播海岸に残る文化や物語を大切にしていくことも景観づくりの重要なことである。
  • 明石原人や明石象の出土地は、荒れ果てている。ここは日本の文化や伝統、日本人のルーツを考えることができる場所であり、重要な地である。ここでは景観と文化を組み合わせていくことが重要である。
  • 植樹に力を入れてほしい。植樹には女性のデザイナー等を起用して女性的な感覚を取り入れてほしい。また、日本人らしいデザインで植樹をしてほしい。
  • 建物整備に関しては、乱開発にならないように景観形成条例づくりを市民側から提案するのがよい。
  • 工場誘致といった経済的なものではなく、芸術や音楽、遺跡等の文化的な物で東播海岸に人を呼んでいきたい。
  • 松は耐潮性に優れている。植栽による景観づくりには松を利用するとともに、地域住民が植樹できる機会を与えてほしい。

  • 海岸に直接関係した歴史と文化を有する海岸は世界的にも珍しく貴重である。この特長を活かすべきであり、歴史的な要素を前面に出して景観を考えていくべきである。
  • 自然と共生するためには、人間を寄せ付けないエリアを作らなければならない。人工的に作り出す景観や環境は自然と切り離して考える必要がある。
  • 地元住民と立場の異なる人(団体)からの意見を取り入れて官民一体となった景観づくりを行うべきである。そういうシステムづくりを推進し、住民参加を促進するよう努めるべきである。
  • この懇談会を公開して市民参加がしやすいようにすべきである。
  • きれいに整備しすぎると近づきにくい景観となる。柔らかみのある景観が作れないか。
  • 利用者の受け入れ態勢を整備してから海岸線を整備しなければ、自然破壊は防げない。
  • クロマツ主体の植栽を行うのが望ましい。ヤシ等はやめてほしい。