4.事業所・企業の物流に関する意向・施策ニーズ

4.2 貨物車交通に関する意向・施策ニーズ

(1)貨物車輸送における高速道路の利用実態
 1.事業所の高速道路の利用実態

  • 貨物車輸送の実態を把握するため、事業所の現在の高速道路の利用実態に着目しました。
  • 高速道路を利用する事業所が53%(“概ね利用”と“どちらかといえば利用”の合計)、利用しない事業所が22%(“ほとんど利用しない”と“どちらかといえば非利用”の合計)を占めます。
  • 高速道路を利用しない理由をみると、料金負担に関するものが上位を占めています。

図 高速道路の利用実態
図 高速道路の利用実態

図 高速道路を利用しない理由
図 高速道路を利用しない理由


  • この様な事業所の貨物車輸送における高速道路の利用・非利用の意志決定者をみると、ドライバー自身が決定する事業所が最も多く36%を占めています。次いで、物流担当部署(18%)、輸送委託先(17%)の順となっています。

図 高速道路利用・非利用の決定者
図 高速道路利用・非利用の決定者


 2.輸送特性別の高速道路利用の利用傾向

  • 輸送特性別に高速道路の利用傾向を見ると、輸送方面別には府県を越える長距離輸送ほど、高速道路の利用割合が高いことがわかります。
  • 輸送品目別にみると、鉱産品など速達性を要しない品目の輸送では高速道路を利用しない傾向にあることがうかがえます。

図 輸送方面別の高速道路利用の有無
図 輸送方面別の高速道路利用の有無


図 輸送品目別の高速道路利用の有無
図 輸送品目別の高速道路利用の有無


 3.高速道路の利用台数

  • 事業所立地場所と高速道路利用の関係を把握するために、1事業所あたりの高速道路利用貨物車台数に着目しました。
  • 西日本高速道路(株)等管轄の高速道路については、滋賀県に立地する事業所の利用が最も多く、45台/事業所となっています。
  • 阪神高速道路の利用については、堺市に立地する事業所の利用が最も多く48台/日となっています。

図 事業所所在地別1事業所あたり高速道路利用貨物車台数
図 事業所所在地別1事業所あたり高速道路利用貨物車台数

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