パーソントリップ補完関連調査

パーソントリップ補完調査の目的

京阪神都市圏には、大阪・神戸のような都市観光資源、京都・奈良の寺社仏閣に代表される歴史観光資源が多く存在し、また、和歌山県熊野地方・滋賀県琵琶湖のような自然観光資源が多数存在しています。
都市交通施策の面からこれらの観光資源を有効活用した地域活性化を支援することが必要不可欠になっており、そのためにはこれらの資源を有機的に連携し、人々の回遊行動を支える利便性が高い交通ネットワークの整備が必要となります。
そこで、近畿2府4県内における移動をより便利で快適にするために、基礎データの収集を目的として空港と新幹線駅の利用者を対象とした「広域交通結節点調査」を実施しました。

(1)広域交通結節点調査

調査内容

  • 広域交通結節点調査は、広域交通結節点のアクセス/イグレス交通を含めた利用実態を把握するとともに、広域交通結節点の利用者に多く含まれている近畿外居住者の都市圏内での回遊状況や交通施設ニーズを把握することを目的として、新幹線駅・空港(国内線)の利用者を対象とした「アンケート調査票」を実施しました。
  • あわせて、広域交通結節点の総利用者数を把握して、サンプルの拡大母数を得るために「利用者カウント調査」を実施しました。
  • 広域交通結節点調査の調査項目は以下のとおりです。

    <アンケート調査>
    ・個人属性(自宅住所、性別・年齢、職業 等)
    ・移動の状況(主要な訪問地、同行者、旅行形態 等)
    ・トリップ特性(出発地・到着地、出発時刻・到着時刻、移動目的、利用手段 等)
    ・移動上の問題点
    ・訪問地・交通手段の選択要因

    <利用者数カウント調査>
    ・調査員の目視による新幹線駅・空港(国内線)の利用者数


調査対象施設

  • 広域交通結節点調査は6つの新幹線駅と3つの空港で調査を実施しました。
    表 調査対象施設
    分類 調査対象施設
    新幹線駅 新大阪駅
    京都駅
    新神戸駅
    米原駅
    西明石駅
    姫路駅
    空港 関西国際空港
    大阪国際空港
    神戸空港


調査方法

  • 調査は調査員による手渡し配布・郵送回収あるいは調査員の聞き取りにより実施しました。


調査実施期間

  • 調査は平成28年の10月~11月にかけての日曜日に実施しました。
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