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河川に関する用語集
河川環境・水質
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112.COD<シーオーディー>
化学的酸素要求量。水中の被酸化性物質(主として有機物)を過マンガン酸カリウムまたは重クロム酸カリウムなどの酸化剤で酸化する際に消費される酸化剤の量を酸素量に換算したもので、BODとともに有機汚濁の指標としてよく用いられます。
環境基準は河川についてはBODで、湖沼及び海域についてはCODで設定されています。

113.T−N<ティーエヌ>
総窒素。全窒素ともいう。水中の窒素の総量という意味ですが、窒素ガス(N2)として溶存している窒素は含まれません。富栄養化の指標としては、T−Nがもっともよく使われます。

114.T−P<ティーピー>
総リン。全リンともいう。水中のすべてのリン化合物を、強酸あるいは酸化剤で分解してオルトリン酸態リンとして定量したものです。

115.アンモニウムイオン
NH4+。主としてし尿や家庭下水中の有機物の分解や工場排水に起因するもので、それらによる水質汚染の有力な指標となります。

116.ダイオキシン
一般にダイオキシン類と呼ばれるポリ塩化ジベンゾ・パラ・ジオキシン(PCDD)やポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)と、ダイオキシン類と同様の毒素を示すコプラナーポリ塩化ビフェニル(コプラナーPCB)を含めて“ダイオキシン類”と定義されています。
なお、ダイオキシン類に関する量的な表現方法としては、最も毒性が強い2,3,7,8−TCDDの毒性を1として他のダイオキシン類の仲間の毒性の強さを換算して足し合わせた値、毒性等量(TEQ:Toxic Equivalent)が用いられます。

117.環境ホルモン<かんきょうホルモン>
生物がもつさまざまなホルモンの受容体に結びついて、そのホルモンに似た作用をする(あるいはホルモンの作用を防げる)ことによって、生物の生理機能の失調を引き起こす環境汚染物質のことで、正しくは内分泌撹乱化学物質といいます。

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