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河川に関する用語集
河川環境・水質
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106.類型指定<るいけいしてい>
生活環境の保全に関する環境基準は、全国一律の基準ではなく、河川、湖沼、海域の特性や利用目的に応じて、その適した類型に指定することとされています。河川の場合、pH(水素イオン濃度),BOD(生物化学的酸素要求量),SS(浮遊物質量),DO(溶存酸素量)および大腸菌群数の基準値や利用目的の適応性に対応して、AA類型、A類型、B類型、C類型、D類型、E類型の6段階の類型があります。

107.pH<ペーハー>
水素イオン濃度指数。水の酸性とアルカリ性の度合を示す指標で、単位はありません。中性の水はpH7で、7より小さいものは酸性、7より大きいものはアルカリ性です。

108.BOD<ビーオーディー>
水中の好気性微生物の酸化分解によって消費される酸素量のことです。水の有機物汚染が大きければその有機物を栄養分とする微生物の活動も活発になり、微生物によって消費される酸素の量も増加します。従って、BODが大きければ水中の有機物汚染が大きいことを示すため、水の有機物汚染の指標とされています。

109.SS<エスエス>
水中に浮遊している粒子状物質のことで、見た目のにごりの原因。汚濁した河川では排水に含まれる有機物、湖沼などでは増殖した藻類や巻きあがった堆積物などがおもな成分です。

110.DO<ディーオー>
溶存酸素。水中に溶解している酸素ガス(O2)のことで、河川や海域での自浄作用や、魚類をはじめとする水生生物の生活には不可欠なものです。

111. 糞便性大腸菌群数<ふんべんせいだいちょうきんぐんすう>
糞便性大腸菌群は、大腸菌群のうち44.5℃という高度でも生育する細菌をいい、大腸菌群とは培養温度と時間が異なります。

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