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河川に関する用語集
総合治水
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68.流域貯留施設<りゅういきちょりゅうしせつ>
流域貯留施設とは防災調節池に代表される貯留型施設のうち公園・校庭等の公共公益施設用地および集合住宅の棟間等の空間地に、本来の土地利用機能を損なわないよう低水深の貯留機能を持たせ、その敷地内に降った雨を一時貯留(オンサイト貯留)させることにより流出抑制を図る施設をいいます。
貯留施設は、設置場所あるいは貯留方法により以下のようなものがあります。

公園貯留: 公園の広場、池等の空閑地に設ける貯留施設をいいます。
校庭貯留: 校庭の全部または一部を利用しても設ける貯留施設をいいます。
棟間貯留: 集合住宅の棟間の芝地等に設ける貯留施設をいいます。
駐車場貯留: 野外駐車場に設ける貯留施設をいいます。
空隙貯留: 公園、校庭等の空間地を掘削し、砕石等で置換することにより、
地下に空隙を設けて貯留する施設をいいます。

また、ため池に治水機能を付加した施設を治水ため池といいます。

69.内水<ないすい>
河川本川の流水を外水と呼ぶのに対し、内水は堤防で守られた堤内地に溜まった水の呼称をいいます。

70.内水対策<ないすいたいさく>
河川本川への排水が不十分であるために堤内地に発生する内水被害を軽減するために行なう、排水ポンプ場や水門等の設置、背割堤を設けて本川と支川の合流点を下流に移動する方法などの対策のことをいいます。

71.内水氾濫<ないすいはんらん>
洪水により河川本川の水位(外水)が上昇すると堤内地の自然排水が困難となり堤内に停滞した雨水(内水)が氾濫することをいいます。

72.外水氾濫<がいすいはんらん>
洪水により河川本川の破堤や越水のために堤内地側が氾濫することをいいます。

説明図

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