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河川に関する用語集
河川一般
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37.自己流堤<じこりゅうてい>
支川が本川に合流する付近の支川処理方法の一つで、本川と支川との合流点に樋門などの逆流防止施設を設け、本川の背水位が支川に及ぶのをしゃ断でき、かつ、本川の背水位とは無関係に支川の自己高水位に対応する高さとする場合、この支川の堤防のことを自己流堤といいます。

38.霞堤<かすみてい>
霞堤は、堤防のある区間に開口部を設け、その下流側の堤防を上流側の堤内地側に延長させて、開口部の上流の堤防と二重になるようにした不連続な堤防です。戦国時代から用いられており、霞堤の区間は堤防が折れ重なり、霞がたなびくように見えるようすから、こう呼ばれています。霞堤には2つの効果があります。1つは、平常時に堤内地からの排水が簡単に出来ます。もう一つは、上流で堤内地に氾濫した水を、霞堤の開口部からすみやかに川に戻し、被害の拡大を防ぎます。

通常時と増水時
説明図

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