紀の川水系紀の川

紀の川水系
紀の川水系マップ
紀の川は、その源を奈良県吉野郡川上村の大台ヶ原(標高1,695m)に発し、中央構造線に沿って紀伊半島の中央を貫流し、高見川、大和丹生川、紀伊丹生川、貴志川等を合わせ、さらに紀伊平野に出て、和歌山市において紀伊水道に注ぐ、幹川流路延長136㎞、流域面積1,750km2の一級河川です。

その流域は、奈良和歌山両県にまたがり、和歌山市をはじめ6市12町4村からなり、流域の土地利用は山林等が約76%、水田や果樹園等の農地が約17%、宅地等市街地が約7%となっています。流域内には、流域内人口の半数が集中する和歌山市があり、また、国道24号、26号、42号等の基幹交通施設が交わる他、特定重要港湾である和歌山下津港が位置し交通の要衝となるなど、この地域における社会、経済、文化の基盤を成すとともに、紀の川の豊かな自然環境に恵まれています。
紀の川水系マップ
  • 紀の川河口部
    紀の川河口部
  • 紀の川大堰
    紀の川大堰
  • 紀の川中流部(九度山町)
    紀の川中流部(九度山町)
  • 船岡山
    船岡山

河川整備の実施方針

紀の川における今後30年間の河川整備は、戦後最大洪水(昭和34年9月伊勢湾台風)を安全に流下させることを目標とし、大滝ダムの洪水調節効果をふまえ、上下流バランスを確保しつつ、狭窄部対策、堤防未整備箇所の整備、河道掘削等を行うことを予定しています。

河川改修の経緯

紀の川改修の経緯

大正12年 紀の川改修計画策定
昭和25年 工事区間延長に伴う紀の川改修計画変更
昭和34年9月 戦後最大洪水発生(伊勢湾台風)
昭和35年 紀の川修正総体計画策定
昭和40年4月 紀の川水系工事実施基本計画策定
昭和49年3月 紀の川水系工事実施基本計画改定
平成17年11月 紀の川水系河川整備基本方針策定
平成24年12月 紀の川水系河川整備計画策定
  • 船岡山開削
    船岡山開削
  • 猿谷ダム
    猿谷ダム
  • 大滝ダム
    大滝ダム