とじる
葉の形:単葉葉の付き方:対生葉の縁:鋸歯

オトコヨウゾメ

科名 : スイカズラ
上級
分類 : 夏緑樹
 

この樹木について

オトコヨウゾメと「男」がついていますが、他のガマズミ類と比べると花も樹形も繊細で、どちらかというと女性的な印象を受けます。実は垂れ下がって赤く、とても優雅です。しかし、この実を食べても苦くておいしくありません。これを踏まえて、昔の人はこの木の名前に、きれいな女性の見かけにだまされて、痛い目にあったりする男を入れたのかもしれませんね。

ここがポイント

触る いわゆる枯葉色に葉が変色するのではなく、黒くなります。傷つけたり標本にしたりしても黒く変色します。

六甲山での分布と環境や植生との関係

分布 おもに裏六甲のブナ帯に生育しています。数はそれほど多くありません。

ブナ−シラキ群集を特徴づける樹木の一つです。海抜の高いところに出てきます。

  自然林 二次林 植林
群落
略称
ブナ ウラジロガシ コジイ アラカシ ウバメガシ アカマツ コナラ エノキ オオバ
ヤシャブシ
ニセ
アカシア
スギ
分布

よく似た樹木

コバノガマズミ 葉が似ていますが、コバノガマズミは葉を触るとビロード状なので区別できます。
ミヤマガマズミ ミヤマガマズミの葉は、傷つけたり標本にしたりしても黒く変色しません。