幹線共同溝

6.共同溝の工法 開削工法

地域の条件にマッチした最適の工法で施工します

共同溝の施工方法は、大きく分けて次の二つの方法があります。工事予定地の条件に合わせて最適の施工法を選定しています。

  • 開削工法
  • シールド工法

開削工法

共同溝を造る道筋に沿って大きな溝を掘り、その中にコンクリートの丈夫な箱を築造し埋め戻す工事の方法です。
1.工事着手前
交通規制、安全対策など、関係機関と協議を進め、工事の細部について説明を行ないます。

作業区域確保
車線を確保しながら、車道部に作業スペースを確保します。
2.土留止水工事
掘削側への土砂崩壊を防ぎ、安全に地下作業ができるよう、連続的に壁を設置します。工事周辺地域の環境に配慮し、騒音や振動の少ない工法で施工します。
3.路面覆工工事
一般車両の通行帯を確保するとともに、作業帯としても使用できるよう、掘削部に覆工板を敷き並べます。
4.掘削工事
掘削・支保工
車道内に設けた作業帯に掘削機を置き、土砂を掘り、ダンプトラックによって搬出します。また、掘削に伴い順次、鋼製の支保工を設置して、掘り下げていきます。
5.共同溝本体構築工事
基礎工事完了後、工場で製作したプレキャストボックスを搬入し、クレーンで設置します。
6.埋戻 7.舗装工事(工事完了)
埋戻し
構築完了後、土砂で埋戻します。

路面復旧
路面覆工を撤去し、舗装して元の状態に復旧します。
完成
完成後、空調・排水・照明設備などを設置し、予定占用企業者が入線をして共同溝が完成します。