九頭竜川水系九頭竜川

九頭竜川水系
九頭竜川水系マップ
九頭竜川は、その源を福井県と岐阜県の県境の油坂峠(標高717m)に発し、石徹白川、打波川等の支川を合わせ、大野盆地に入り真名川等の支川を合わせ、福井平野(越前平野)に出て福井市街地を貫流し日野川と合流、その後は流れを北に変え日本海に注ぐ、幹川流路延長116km、流域面積2,930km2の一級河川です。

その流域は、福井、岐阜の両県にまたがり、福井市をはじめ7市8町からなり、流域の土地利用は山地等が約81%、水田や畑地等の農地が約13%、宅地等の市街地が約6%となっています。流域内には福井県の県庁所在地であり流域内人口の約4割が集中する福井市があり、沿川には、北陸自動車道、JR北陸本線、国道8号、157号、158号等の基幹交通施設に加え、中部縦貫自動車道が整備中であり、京阪神や中部地方と北陸地方を結ぶ交通の要衝となるなど、この地域における社会・経済・文化の基盤を成すとともに、九頭竜川の豊かな自然環境に恵まれています。
  • 福井市中心市街地
    福井市中心市街地
  • ヨシやマコモなどの抽水植物
    ヨシやマコモなどの抽水植物
  • カマキリ
    カマキリ

河川整備の実施方針

概ね30年間の河道整備は、戦後最大規模の洪水を安全に流下させることを目標とし、上下流・左右岸のバランスを確保しつつ、流域全体の治水安全度を向上させることとし、河道掘削、堤防拡築、築堤、堤防強化等を行うとともに、洪水調節施設の新設及び既設ダム等の有効活用を推進していきます。

河川改修の経緯

九頭竜川改修の経緯

明治33年 九頭竜川第一期改修計画  
明治43年 九頭竜川第二期改修計画 流量改定
昭和28年9月 台風13号 日野川決壊等
昭和31年 九頭竜川再改修計画  
昭和34年9月 台風7号 九頭竜川、日野川堤防決壊等
昭和35年 九頭竜川改修変更計画  
昭和36年9月 第二室戸台風  
昭和40年9月 奥越豪雨  
昭和41年 九頭竜川水系工事実施基本計画策定 九頭竜川ダムを計画に位置づけ
昭和43年 九頭竜川水系工事実施基本計画改定 真名川ダムなど上流ダム郡による洪水調節等を計画に位置づけ
昭和53年 日野川五大引堤開始(引堤、河床掘削)  
昭和54年3月 真名川ダム竣工  
昭和54年 九頭竜川水系工事実施基本計画改定 流量改定、足羽川ダムを計画に位置づけ
昭和56年7月 梅雨前線による集中豪雨  
平成10年9月 台風7号  
平成16年3月 鳴鹿大堰完成  
平成16年7月 福井豪雨 足羽川(福井県管理区間)破堤等
平成18年2月 九頭竜川水系河川整備基本方針策定  
平成19年2月 九頭竜川河川整備計画策定  
  • 九頭竜川上流部
    九頭竜川上流部
  • 九頭竜川中流部
    九頭竜川中流部
  • 九頭竜川下流部
    九頭竜川下流部