3.都市交通のこの10年の変化

(1)少子化傾向

登校トリップ(通学の往路)は、この10年間に22%減少しました。交通手段別にみても、ほとんどの交通手段で減少しています。

図34登校目的の代表交通手段別トリップ数の推移(生成量、昭和55年~平成12年)

図34、登校目的の代表交通手段別トリップ数の推移(生成量、昭和55年~平成12年)



登校目的の交通手段について、利用主体別にみると、高校生・大学生は鉄道が主な手段である一方、小・中学生は徒歩が多いのが特徴です。

図35登校目的の代表交通手段別の1人あたりのトリップ数(生成原単位、平成12年)

図35、登校目的の代表交通手段別の1人あたりのトリップ数(生成原単位、平成12年)



登校トリップの減少は、昭和55年には5~10歳代であった団塊ジュニア(第2次ベビーブーム)の世代が平成2~12年にかけて成人し、それ以降、子供の数が減少を続けたことが大きな要因です。

図365歳区分別人口構成の変遷(昭和55年~平成12年)

図36、5歳区分別人口構成の変遷(昭和55年~平成12年)



今後も少子化は進み、この傾向はますます顕著になることが予想されます。
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