防災ジオツアーを開催しました

(平成27年12月12日)

和歌山大学と近畿地方整備局の共同で、和歌山県那智勝浦町において、地域の地質的な成り立ちや災害について学ぶ防災ジオツアーを開催しました。 県内外から約40名の参加があり、大学研究者や工事担当者の案内で土石流現場や地域の遺構などを巡り、土砂崩れのメカニズムや地域の歴史、砂防堰堤の建設状況について紹介しました。 参加者からは「地質と災害の特性を理解することができた」「普段見られない砂防堰堤の建設現場が見られて良かった」「歴史的な遺構を見られて興味深かった」といった感想が聞かれました。

ツアーの主な内容

○金山谷崩壊地の見学

平成23年に大規模な土砂崩れが発生した金山谷の崩壊地を見学し、那智川の地質的な成り立ちと災害との関連について和歌山大学の研究者から説明を行いまいした。

金山谷崩壊地

○尻剣谷精錬所跡の見学

尻剣谷上流部にある銅鉱石等の精錬所跡を見学し、那智川における地域の歴史を学びました。

尻剣谷精錬所跡

○尻剣谷砂防堰堤の見学

平成23年に土石流が発生した尻剣谷において工事が進められている砂防堰堤について、国土交通省の工事担当者より対策の説明を行いました。

尻剣谷砂防堰堤

参加者の感想

県内外から約40名の参加者があり、次のような感想が寄せられました。

  1. 地質と災害の特性を理解することができた。
  2. 普段見られない砂防堰堤の建設現場が見られて良かった。
  3. 歴史的な遺構を見られて興味深かった。
  4. 思っていた以上に間近で見学ができたことに感動した。

目 的 住民の防災意識向上のための啓発
開催日 平成27年12月12日
場 所 和歌山県那智勝浦町 那智川流域
参 加 和歌山大学・国土交通省近畿地方整備局・和歌山県・那智勝浦町