大戸川の概要

大戸川の概要

信楽山地の高旗山(標高710m)を源とする大戸川は、甲賀市信楽町から大津市南部を流下して瀬田川に合流する、流域面積190k㎡、流路延長38kmの一級河川です。 そして瀬田川は、滋賀県と京都府の境で宇治川と名前を変え、やがて桂川、木津川と合流し淀川となります。

大戸川流域は奈良や京都にもほど近く、古来より交通の要所であり、近畿の歴史や文化と深いかかわりのある地域でした。 そして大戸川上流に位置する信楽・田上山地では、藤原京(694年)や平城京(710年)の造営、東大寺、興福寺などの南都七大寺の建立などのために多くの巨木が伐りだされ、かつての大事業に大きく貢献しました。