大戸川ダムの考え方

大戸川ダムの考え方

淀川流域の暮らしを守る上流の7ダム

 大きな災害を未然に防ぎ、淀川流域の暮らしを守るために、現在は宇治川・木津川・桂川の合流点より上流に7つのダムが配置され、各支川の洪水調節を行っています。刻一刻と変化する河川の状況を見極め、本川や支川の水位のバランスを図りながら、すべての治水施設の総力をもって流域の安全を守っています。

宇治川

天ケ瀬ダム

瀬田川洗堰

桂川

日吉ダム

木津川

布目ダム

高山ダム

青蓮寺ダム

室生ダム

比奈知ダム

川上ダム

大戸川ダムの建設により天ケ瀬ダムの水位低減効果を発揮

淀川水系治水システム図

大戸川ダムの建設によって、天ヶ瀬ダムがより大きな水位低減効果を発揮します。

 ダムの二次調節という言葉をご存知ですか?日本ではごくわずかなダムでしか実施されていませんが、二次調節という洪水調節の方法があります。
 それは、洪水のピーク時に下流の河川で氾濫の危険がある時に、上流のダムでさらに放流量を減らし、ダムへの流入量が最大値を超えてから、下流の水位がピークを過ぎるまでダムに洪水を貯める仕組みです。
 天ヶ瀬ダムでも宇治川だけでなく、淀川に向けて二次調節を実施することになっています。